弁理士試験 予備校情報

 

 弁理士試験に限らず、資格試験を受けようとする人が最初に迷うのが「予備校に通って勉強するのか」「独学で勉強するのかだと思います」。

 受験前に知的財産部で勤務しているような人や特許事務所に勤めている方は基礎用語を知っていますので、独学でも十分合格は可能だと思います。 初学者の方は、テキストを読んで理解できれば独学も可能ですが、手っ取り早く概要を把握したい方は予備校の講座を取ることも早期合格のためには必要かもしれません。

 昔の予備校は教室に通って勉強するスタイルでしたが、今はいろいろな方法があります。

1-1. 通学系予備校(通学コース)

 高校受験等の予備校でもよくあるオーソドックスな予備校です。毎週決まった時間に教室に集まり、講師の生講義を聴くことができます。

(メリット1) プロの講師による上質な講義

 資格試験の予備校の講師は、まさにプロ講師です。過去の問題の傾向を把握し、短い期間で合格させるノウハウを持っています。 また、知財経験者への指導経験も豊富であり初学者であっても1年ないし2年という短期合格に導いてくれるようです。 その一方で、不安をあおり自身の講座を多く取るように勧める講師もいるらしいので、注意が必要です。

(メリット2) 仲間ができる

 資格試験の勉強は長期間にわたるため、途中で挫折する方も多くいらっしゃいます。 辛い時、一緒に勉強する仲間がいてくれることは心強いと思う方が多いようです。 論文式試験の書き方の議論や、口述試験の練習も可能であり仲間がいるというのはとても励みになるようです。

(メリット3) 勉強ペースを守ることができる

 仕事が忙しい時や子供の相手など、なかなか自宅だと勉強をしよう!と思うまでがそもそもハードルとなったりします。 しかし、予備校であれば毎週決まった時間に行かなくては!という気持ちが働き半強制的に勉強時間を確保することができます。 親が子供を塾に入れるのと同じ理屈ですが、大人になってもなかなか自分の意思で勉強するのは難しいものです。

(デメリット1) 地方には予備校がない

 東京・大阪のような都市にお住まいの方は、複数の予備校から選択することができます。 一方で、上記2都市以外には予備校がないことが多いため遠くまで通学する必要があります。 また、都市部にお住まいの方も片道1時間という方はザラにいらっしゃるので、時間を有効に活用できないという問題もあります。

(デメリット2) 講座受講料が高い

 大手予備校の受講料を見ると、「約30万円~」となっており、なかなか手がでません。 弁理士の受験生が年々減少している影響か、ここ数年高額になっている印象です。

(デメリット3) 時間がかかる

 講義は一律に行われるため、既に知っている内容であっても時間をかけて受けることとなります。 また、生の講義のため倍速再生や読み飛ばしはできないため時間がかかるという点がデメリットとしてあります。

1-2. 通学系予備校(通信コース)

 通学系予備校の講座をDVDやWEBで視聴するコースになります。

(メリット1) 通学と同等の学習が可能

 通学者と同一のテキストを使用することができ、講義内容も充実しています。 そのため、人気講師の講義やレジュメを用いて学習することができます。

(メリット2) 時間を有効活用

 DVDで講座が配布されるため、PCの倍速機能を用いることで時間を節約することができます。 また、わからない点は何度も見返すことができ理解が深まります。 WEBやスマホで視聴できる講座を選択すれば、移動時間に学習することができ効率的です。 既に知っている内容については、テキストを読み飛ばしたり講座を視聴しないといった選択も可能となります。

(デメリット1) 仲間ができない

 1人でコツコツと勉強することになるため、励ましあう仲間はできにくいです。 最近だと、Twitter等で受験仲間を作る人も多いようです。また、講義後に講師に質問することができないため、不明点がすぐに解消しないというデメリットもあります。

2. 通信系予備校

 ネットを通じて講義を視聴する教室を持たない、新型の予備校です。

(メリット1) 時間の有効活用が可能

 スマホやPCがあれば、いつでもどこでも学習が可能なため空いた時間を有効に活用することができます。 また、倍速視聴にも対応している場合が多く短い時間で多くのことを学習することができます。 システムが洗練されており、学習管理機能などを使って進捗管理を簡単に行うことができます。

(メリット2) とにかく安い

 通学系予備校の半額以下で受講することができます。 通学系予備校の受講料だと、弁理士受験という入り口に立つ勇気が必要となります。 しかしながら、通信系予備校では知的財産に関連する仕事をしているから少し弁理士に興味がでてきたなぁ、という方もチャレンジ可能だと思います。

(デメリット1) 実績があまりない

 通学系予備校では、長年講師をして多くの弁理士試験合格者を輩出している人気講師が複数いらっしゃいます。 一方で、通信系予備校は弁理士試験合格者を出しているものの、絶対数ではまだ通学系予備校には及びません。 また、受講者の絶対数も通信系予備校に比べて少ないため講義内容や実際の評判についてはあまり聞くことができません。

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